メールサーバの拡張メールアドレス対応
動作確認済みシステム Debian 11 メールアドレスは、「foo@example.com」だけでなく、メールサーバの設定によっては、ユーザ名のあとに任意の文字列を付けた「foo+bar@example.com」も利用できるようにすることもできます。これが拡張メールアドレスというものです。1つのメールアカウントで複数のメールアドレスを利用することができます。 /etc/postfix/main.cfを編集して、拡張メールアドレスを有効にします。 cp /usr/share/postfix/main.cf.dist /etc/postfix/main.cf vi /etc/postfix/ma ...
メールサーバの構築
IMAPサーバのdovecot、SMTPサーバのpostfix、SASL認証のsasl2-binをインストールします。 postfixのインストール時、「Postfix Configuration」という見出しで、構成設定の選択を求められますが、後で手動で設定しますので、ここでは「No configuration」を選択します。 設定ファイルのサンプルをコピーして、編集します。 master.cfでSubmissionポートの設定を行います。 SMTH-Authの設定を行います。 saslauthdの設定を行い、自動で開始されるようにします。 OPTIONSで指定したディレクトリを作成します。 ...
SSL証明書の作成(Let's Encrypt)
インターネット上での盗聴や改竄を防ぐ方法として、SSLが使われています。SSLは、クライアントとサーバとのデータ通信を暗号化します。SSLを導入するには、SSLサーバ証明書をサーバにインストールする必要があります。SSLサーバ証明書は、信頼のおける第三者機関、認証局によって、ウェブサイトの運営者が正しい運営者であるか、審査を行なってから発行されます。SSL証明書を取得するために、費用を支払う必要があることが多いですが、Let's Encryptでは、無料でSSL証明書を取得することができます。有効期間は90日間です。 Let's EncryptからSSL証明書を取得するために、まずcertbo ...
SSHサーバのセットアップ
Debianのインストール時にSSHサーバをインストールしていない場合は、aptコマンドでsshをインストールします。 SSHサーバの設定を行います。 ポートの変更が必要な方は、以下のように設定します。 rootでのログインを禁止します。 パスワード認証を許可し、パスワードなしでのログインを許可しないようにします。 ファイアウォールでSSHのポートを許可します。 ポート番号を標準(22/TCP)のまま変えていない場合は、以下のコマンドで設定できます。 ポート番号を変えている場合は、以下のコマンドで設定できます。(例として50022/TCP) ファイアウォールの設定を反映させます。 SSHサーバ ...