lsコマンドのエイリアス設定

2021年9月21日

動作確認済みシステム Debian 11

カレントディレクトリのファイルやフォルダ一覧を表示させるのに「ls」コマンドを使います。
オプションをつけて、 権限や所有グループ、所有ユーザも表示させたり、隠しファイルも表示させたりすることができます。

エイリアス(別名)を設定して、lsコマンドを使いやすくしてみます。

rootユーザに対してエイリアスを設定するには、/etc/profile.d/に新たなファイルを作成し、エイリアスを設定します。
/etc/profileに直接書き込むことは推奨されていません。/etc/profileには、/etc/profile.d/にあるshファイルを読む処理が存在します。

vi /etc/profile.d/00-aliases.sh
alias ls='ls --color=auto'
alias ll='ls -l --color=auto'
alias la='ls -a --color=auto'
alias lla='ls -l -a --color=auto'

設定したaliaseを反映させます。

source /etc/profile.d/00-aliases.sh

各ユーザーに対してエイリアスを設定するには、~/.bash_aliasesに新たなファイルを作成し、エイリアスを設定します。
.bashrcには、.bash_aliasesを読む処理が存在しています。

vi ~/.bash_aliases
alias ls='ls --color=auto'
alias ll='ls -l --color=auto'
alias la='ls -a --color=auto'
alias lla='ls -l -a --color=auto'

設定したaliaseを反映させます。

source ~/.bashrc