OpenJDKをインストールする
動作確認済みシステム Windows 10
JDKとは、Java Development Kitの略であり、Javaアプリケーションの開発に必要なものです。JDKには、Oracle JDKとOpenJDKの2種類が存在します。
Oracle JDKの方は、Java 11からサポートが有償となり、これまで無償で提供されてきたOracle JDKへのバグフィックスやセキュリティパッチが、有償サポート契約を結んだユーザに対してのみ提供されるようになりました。
OpenJDKでは、「少なくとも」リリースから6ヶ月間は無償でアップデート用バイナリが提供されるようです。(参考:http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1809/28/news101.html)
この変化により、今後は無償でJDKを利用したい場合は、OpenJDKを選ぶ、ということになると思います。
ここでは、WindowsでのOpenJDKのインストール方法を説明します。
フォルダ名などは2018/12/19時点の情報です。
OpenJDK 11は、http://jdk.java.net/11/で提供されています。
Windows/x64のzipのリンクをクリックして、ダウンロードします。
これは64bit向けであり、32bit向けは提供されていないことに注意してください。
ダウンロードしたzipファイルを展開し、作成されたフォルダ「jdk-11.0.1.jdk」を「C:¥Program Files¥Java」配下へ移動させます。
スタートから設定を開き、検索窓に「環境変数」と入力して、「システム環境変数の編集」をクリックします。
「システムのプロパティ」ウィンドウが表示されますので、 「環境変数」ボタンをクリックします。
システム環境変数のPathを選択して、「編集」ボタンをクリックします。
「C:¥Program Files¥Java¥jdk-11.0.1¥bin」を追加します。
もし、OracleJDKをインストールしていた場合、システム環境変数のPathから「C:¥Program Files (x86)¥Common Files¥Oracle¥Java¥javapath」を削除する必要があります。
「OK」ボタンを3回クリックして、設定ウィンドウを全て閉じます。
コマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを叩いてOpenJDKが認識されていることを確認してください。
java -version
openjdk version "11.0.1" 2018-10-16
OpenJDK Runtime Environment 18.9 (build 11.0.1+13)
OpenJDK 64-Bit Server VM 18.9 (build 11.0.1+13, mixed mode)
このように表示されていれば完了です。